気づけば、財布の中や引き出しの奥に、使っていないクレジットカードが何枚も。。。
そんなこと、ありませんか?
私自身、ふとしたタイミングでカードの整理をしてみたところ、数年前にキャンペーン目当てで作ったカードや、今ではまったく使わなくなったものが、思いのほか多く出てきました。
「なんとなく持っている」が一番あぶない
クレジットカードはとても便利ですが、持っているだけで安心、という状態は要注意。
年会費が発生していたり、情報流出のリスクがあったりと、実は“見えない負担”がついてくることも。
特にネットショッピング用や特定の店舗用など、用途が重なっているカードは「一枚にまとめられないか?」と見直してみる価値があります。
整理の手順は、実はシンプル
まずは、**「今持っているカードを全部書き出す」**ことから始めました。
・使っているカード
・たまに使うカード
・まったく使っていないカード
この3つに分けるだけでも、自分の使い方のクセが見えてきます。
そして、「使っていないカード」には、
- 年会費がかかっていないか
- 登録しているサービスがないか
- 解約のタイミングはいつか
などをチェックして、不要であれば解約します。
解約手続きは、案外かんたん
「でも、解約って面倒じゃない?」と思っている方もいるかもしれません。
けれど実際には、手順さえ知っていれば、本人が行う解約はとてもシンプルです。
解約の手順(基本は3ステップ):
- カード裏面の電話番号にかける
→ 自動音声か、オペレーターにつながります。 - 本人確認を行う
→ 氏名・生年月日・電話番号などを聞かれることが多いです。 - 解約の意思を伝える
→ 解約完了の案内を受けたら手続きは終了です。
※カード会社によっては、Webやアプリから手続きできるところもあります。
(ただし、電話対応のみのケースも多いため、カード裏面の記載を確認しましょう)
解約前にチェックしたいこと
スムーズに解約するために、次の3点を確認しておくと安心です。
- 支払い残高はないか?
→ 分割払いやリボ払い、未確定請求があると解約できないことがあります。 - 引き落とし設定がないか?
→ 公共料金やサブスクの登録があれば、別のカードに変更してから解約を。 - ポイントは使い切ったか?
→ 解約と同時に失効する場合があるので、忘れずにチェック。
解約後の処理も大切です
- カードはハサミで切って処分(磁気部分とICチップを切断)
- 請求明細を念のため1〜2か月はチェック
- 必要に応じて解約証明書を発行してもらう
本人が一番ラクにできること
そして忘れてはならないのが、「カード解約は、本人が手続きするのが一番簡単」ということ。
いざという時に家族が代わりに手続きしようとすると、委任状や身分証の写しなどが必要になり、手間も時間もかかることがあります。
だからこそ、元気なうちに、自分で整理しておくことが何よりもスムーズで優しい選択になるのです。
「未来の自分」に優しい選択を
今は問題なくても、将来カード情報を整理しないままだと、家族や自分が困る場面が出てくるかもしれません。
終活の視点で考えたとき、
「持ち物の見える化」は、家族にとっても自分にとっても、思いやりのひとつになります。
大げさでなく、「カードの整理」は、これからの人生を整える第一歩なのかもしれません。
おわりに
“持っていることに安心”していたカードたち。
でも、**「手放すことで生まれる安心」**もあると気づきました。
あなたの引き出しにも、眠っているカードがあるなら。
そろそろ見直してみる、ちょうどいいタイミングかもしれません。
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