「75歳を超えたら生活保護がもらえなくなった」
そんな声を実際に聞きました。
これは特別な話ではありません。
75歳を境に生活保護の基準が変わることがあるのです。
「今もらえてるから大丈夫」と安心していると、ある日突然「支給停止」と言われることも。
そんな不安な未来に備えて、今できることをまとめたガイドです。
一つひとつ、自分の生活を見直していくことで、将来の備えになります。
:毎月の支出を把握しよう
〜お金の流れを「見える化」する〜
生活を守る第一歩は、「自分が何にいくら使っているか」を知ること。
家計を見直すというと難しそうですが、最初は大ざっぱでOKです。
大切なのは、「なんとなく使っているお金」を意識化すること。
【:簡易家計表】
費目 | 金額(例) |
---|---|
食費 | 40,000円 |
光熱費 | 15,000円 |
通信費 | 7,000円 |
医療費 | 5,000円 |
その他(日用品など) | 10,000円 |
合計 | 77,000円 |
- 家計簿アプリや、紙のノートでもOK
- 毎日書かなくても「1ヶ月ごとのざっくり管理」で十分
- 固定費(通信・家賃・保険)と変動費(食費・交際費)に分けると考えやすい
自分の生活費の「基礎体力」を知ることが、すべての出発点になります。
:将来の収入を確認しよう
〜「いくらもらえるか?」を知らないままでは不安〜
高齢期の主な収入源は年金です。
でも、「自分がいくらもらえるのか」を正確に把握していない方も多いのではないでしょうか。
【:年金と生活費のバランスグラフ】
年金受給額(月) : 90,000円
生活費(見込み) : 110,000円
→ 月20,000円の不足
確認方法:
- ねんきん定期便(毎年送付)をチェック
- ねんきんネット(オンライン)で過去の履歴と将来見込みを確認
併せて考えたいこと:
- 退職金や貯蓄など、ほかに使えるお金はあるか?
- パート・在宅など、少しでも働けるか?
- 生活保護が打ち切られた場合、代替手段はあるか?
年金だけでは足りないなら、どこで補うかを今から考えておくことが大切です。
:カード類の整理
〜持ちすぎてない?管理できる枚数に〜
お財布や引き出しに、使っていないカードがたくさん入っていませんか?
- クレジットカード(年会費がかかるものも)
- キャッシュカード(複数の銀行口座)
- ポイントカード(行かないお店のもの)
【:カード断捨離3ステップ】
- 「使っていないカード」を全部出す
- 1年以上使っていないものは処分・解約へ
- よく使うカードだけを「日常セット」に絞る
ポイントカードはアプリで管理できるものも増えています。
「管理できる枚数に絞る」ことが、安心と安全につながります。
:通帳・銀行口座の整理
〜「休眠口座」に注意!〜
「どこにいくら入っているか、把握できていますか?」
長年のうちに増えた銀行口座や通帳。
その中には**長期間使っていない「休眠口座」**があるかもしれません。
【知っておきたい】
10年以上動きのない口座は、「休眠預金等活用法」により国の管理下に移される可能性があります(必要なら返還請求できますが、手続きが必要)。
【:通帳整理のチェックリスト】
- □ 使っていない通帳はないか?
- □ 残高が少なく、使う予定がない口座は解約
- □ よく使う口座を2〜3本に絞る
- □ 毎年1回は記帳 or 入出金をする
管理する口座が少なければ、生活もシンプルに。遺された人のためにもなります。
:老後の支出を見直そう
〜見落としがちな固定費に注目〜
「老後はお金がかからない」
…そう思われがちですが、実際は思ったより出ていくお金が多いのが現実です。
【主な支出例】
- 健康保険料(後期高齢者医療制度)
- 介護保険料(年金から天引きされます)
- 医療費(薬代、通院交通費など)
- 住民税・固定資産税(年1〜2回の支払い)
- 火災保険・生命保険
今できる備え:
- 自治体の保険料の目安を調べておく
- 高額療養費制度や医療費控除などの制度も知っておく
- 無駄な保険の見直しも検討(入院保障と重複していないか?)
「年金が減っても、支出はそんなに減らない」
この前提で生活設計を見直しておくことが必要です。
まとめ:今からできる準備が、将来の安心をつくる
75歳を過ぎたときに、
「え? 生活保護が打ち切られるの?」と驚かないために。
**生活とお金の「整理整頓」**をしておくことが、最大の備えです。
- 毎月の支出を把握する
- 年金と収入を確認する
- 不要なカード・通帳を整理する
- 老後の支出を予測しておく
どれも今すぐ始められる、小さな一歩ばかりです。
将来の自分が困らないように、今日から少しずつ、備えていきましょう。
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